アメカジの定番:カバーオールの魅力と着こなしについて考える

カバーオールは春秋にさらっと羽織ることのできるアメカジの定番アイテム。

私は服への物心がついた時からカバーオールが大好きで、ポインターやカーハートなどの王道ブランドからドメブラのカバーオールまで比較的多くのカバーオールに袖を通してきた方だと思います。

カバーオールはカジュアルになりすぎることもなく気負わずに着ることができるので、ちょっとした外出の時は特に重宝しています。

目次

カバーオールとは

カバーオールはレイルロードジャケットとも呼ばれ、元々、鉄道機関士が着ていたジャケットのこと。

その他にもエンジニアコートやバーンコートなど多くの呼称が存在します。

カバーオールの定義について私自身詳しくはないのですが、デニムやダックなど丈夫な生地で作られたワーカー向けの上着という認識で良いかと思います。

個人的にはカバーオールはデニム素材の物が好きなので、他の素材の物にはあまり興味がありません笑

日本では便宜上、カバーオールと呼称されることが多いですが、本来カバーオールとは日本で言う「つなぎ」のように上着とボトムスが一体化した服の事で、一般的には子供服としてのカバーオールの方が知られているのではないでしょうか。

Gジャンに比べるとマイナーなカバーオール

カバーオールは同じデニムを使ったGジャンに比べるとあまり一般的ではないですよね。

BONCOURA カバーオール デニム

http://www.seekandfind.jp/onlinestore/brand/boncoura_13/

カバーオールは少し長めの着丈と緩めのシルエット、大きめのアウトポケットなどワークのディテールが強く、ワークアイテムが好きな人でないと手を出しづらいアイテムかもしれません。

逆に言うとそのディテールこそが魅力なのも事実。

シンプルなのにインパクトの大きい服。

シンプルだけど、どこか個性的。

それがカバーオールの魅力だと考えています。

私の所有しているカバーオールの経年変化

丈夫な生地を使用しているので経年変化を楽しめるのもカバーオールの魅力です。

私の所有しているカバーオールの中には10年間、着続けている物もあります。

今は亡きブランド、Back Alley Old Boys2009AWのカバーオール。

こちらは今年で購入して10年目を迎えるカバーオールで、所有している物の中でも最も気に入っている一着です。

Back Alley Old Boysはn.hoolywood、インパクティスケリー、Varde77と共に古着系ドメブラを牽引したブランドの一つでしたが残念ながら2016年頃にブランド終了。

ダブルの前仕立てと色合いが大好きで、ブランドが無くなった今でもお気に入りの一着です。

10年間着用しても尚、着たいと思えるのはタフで経年変化を楽しめる素材で作られた服ならでは。

もともとストーンウォッシュがかかっており、着古されたような風合いはあったのですが、長年の着用による腕回りのアタリと全体的に色落ちが見られます。

洗濯回数はトータルで5回程です。

当時の主流であったタイトシルエットなため、合わせるボトムスが制限されてしまうと言う問題点があったのですが、ワンサイズ上のMサイズをオークションにて購入し、問題は解消?しました笑

良い服はサイズ違い・色違いでも欲しくなるもの。

並べてみると経年変化の違いが分かって面白いですね。

古着で購入した物の方がインディゴの色が残っており着用回数が少ないと推測されますが、やや緑がかったビンテージライクな色落ちとなっています。

反対に10年間着ているカバーオールはどことなくクリーンなインディゴブルーに色落ちしています。

当時はSサイズでジャストだと思っていたんですけど、今の感覚だと断然、少しゆとりのあるMサイズがジャストですね。

サイズ感も流行やその時の気分によってジャストかどうか変わってくるので不思議なものです。

タイトなSサイズは着丈も短めなので緩めのボトムスと合わせてGジャン風に着ています。

2014AW n.hoolywood×Leeのカバーオール。

ゆとりのあるシルエットながらミニマルな印象を受けるのはn.hoolywoodならでは。

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コレクションではオーバーオール風のペインターパンツと合わせていました。

第一ボタンとチンストラップのボタンのみメタルボタンというディテールもイケてます。

nハリのブランドタグの縫い糸がバックから見えるのがさりげなくて良いですね。

洗濯は2回程ですが、擦れる部分には少しづつアタリが出てきました。

実家の押し入れから発掘したカーハートのカバーオール。

こちらはアメリカンな雰囲気を感じるカーハートの王道的なカバーオールですね。

今年になって実家片付けている際にタンスから発掘。

おそらく10数年前に兄が古着で購入した物だと思われます。

オーバーサイズなので着用すると肩が落ちて今風なシルエットになります。

made in usaなのも嬉しい。

色落ちの割にほとんどダメージがないので、明るい色の割にクリーンな印象。

カバーオールの着こなし

スラックスからチノパンまで合わせるボトムスを選ばないので、コーディネート自体はしやすいと思います。

ただ着丈がGジャンより長くなってくるためシルエットのバランスが難しく、「お洒落に見せる」という点においては難しいアイテムではないでしょうか。

個人的にはボトムスもデニムで合わせてデニムonデニムでラギッドに着るのが好きです。

カバーオールは今ひとつ垢抜けない、野暮ったいくらいに着こなすのが格好良いのです。

シューゲイザーアングルですが笑、私のコーディネートをご紹介します。

RRLの太めのストレートデニムにバックアリーオールドボーイズのカバーオールを合わせた。

同系色のデニムonデニムをする場合は、素材感が近い物だと違和感はなく合わせられると思っていますが、しっくりこない時もあるので実際に合わせてみないとわかりません笑

n.hoolywood×LeeのカバーオールにボーダーTとファクトタムのブラックデニムを合わせた。

個人的にはこういう気を使わない格好が結局、一番落ち着くというかしっくりくる気がしています。

タイトな黒のボトムスは経年劣化する化学繊維多めの黒スキニーよりも、多少穿きづらくても経年変化するブラックデニムが好きです。

以前書いたブラックデニムの色落ちに関する記事はこちら。

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ここからは、イケてるカバーオールのコーディネートをWEARから引用させていただきます。

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色使い・カバーオールのデザイン・サイズ感ともにドストライクです。

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オーバーオールとワークブーツにカバーオールを合わせたかなり玄人向けなデニムonデニム。

長年古着と向き合ってきた着用者だからこそできるコーディネート。

格好良いです。

おすすめのカバーオール

個人的に欲しいカバーオールをまとめました。

orslow

オアスロウはトレンドに関係なく定番でずっとカバーオールを作り続けている硬派なブランド。

orslow公式HPより引用

こちらは1940年代の大戦当時の簡素なディテールをモチーフにしたモデル。

シンプルなドーナッツボタンやポケット配置などミニマルな一着。

カバーオールはインパクトのあるアイテムなので、ミニマルなディテールの方が普段着には取り入れやすいと思います。

2万円代で買える価格も魅力的。

[amazonjs asin=”B00IP7UJHO” locale=”JP” title=”(オアスロウ)orSlow 40’s COVER ALL/デニムカバーオール・01-6150(4(LL))(denim(col.81))”]

BONCOURA(ボンクラ)

ボンクラはモデル兼デザイナー森島久によるブランド。

デザイナー自身が傾倒してきたヴィンテージアイテムに着想を得た、流行に左右されないこだわり抜いたプロダクトが魅力的。

ボンクラのカバーオールは2017年より定番となったアイテム。

やや短めの着丈とゆとりのある身幅が大人の余裕を感じさせます。

BONCOURA公式HPより引用

少しラウンドした裾のデザインもポイントですね。

BONCOURA公式HPより引用

価格は税込約5万円と加工の無いカバーオールとしては高めなのがネックですが、テーラードジャケットの様な雰囲気すらある上品な仕上がり。

オアスロウのカバーオールもそうですが、ボンクラもカバーオールと同素材でデニムパンツを展開しているので、デザイナー森島氏の様にセットアップの着用も格好良いと思います。

以上です。

大人のメンズが着てもサマになるカバーオール。

自身も服も、経年で良い味出していきましょう。

Wearing, Listening, Writing
by Mr. Tambourine Man

気づけば40代。
ファッション、音楽、暮らしについて書いています。

古着、革靴、ユーロヴィンテージ、少し古いドメブラ。
流行を追うより、長く付き合えるものが好き。

音楽は洋邦問わず、90年代のシューゲイザーやインディーロックを好みます。

車社会でも無理なく着られる服や、
肩肘張らない大人のスタイルを模索中。

日常に静かに彩りを加えるものを、

楽天ROOMでも紹介しています。

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