結婚してからというもの、男女の性別の違いからくる(?)価値観の違いを思い知らされます。
男女共同参画社会とはいえ、性別が違えば価値観も違って当たり前ですよね。
というわけで、今回は当ブログのテーマでもあるファッションを切り口に男女の価値観の違いについて考察してみたいと思います。
多分に私個人の主観が入っているので、一人のしがないアラサー野郎の戯言として大目に見ていただければと思います。
目次
服の経年変化は男にとっては味、女にとってはただの劣化
例えば、デニムを穿き込むことによる色落ちやアタリといった経年変化は女性にとってはただの劣化のようです。
ワンウォッシュから穿き込んで味が出てきたように見えるデニムも、妻からすると「ボロになってきた」とのこと。
曰く「濃い状態の色が好きだから買ったのに薄くなったら台無し。色落ちしたのが欲しければ最初から薄い色の物を買う。」
極めて合理的ですが、私からするとリジッドから穿き込んで薄くしていく過程にロマンを感じるんです。
そういえば、女性が履き込んで色落ちしたデニムって殆ど見たことがないですね。
そもそも鬼穿きしている女性がいたとして、ちょっと引いてしまうかもしれません(笑)
男はデザインよりもディテール、女はディテールよりもデザインを求める?
こだわりたい男としてはディテールにこだわっていてこそのデザインなんですよね。
少なくとも私は服を買う前にルーツやデザインソースも一緒に考えます。
メンズのブランドの多くが「〜年代の〜を基に現在のトレンドに合うサイズ感で〜」といった商品説明をしているように、男って歴史や薀蓄が好きですよね。
対して女性はディテールよりもデザインを重視する傾向にあると思います。
例えばジーンズの赤耳一つとっても、
男は「赤耳のデザインとしてのディテール」だけでなく、「昔ながらの織り機を使用して非効率的な方法で生産されている」と言うバックグラウンドにも付加価値を感じるのに対し、
女性だとほとんどが「ロールアップした際に赤耳がデザインとして魅力的なのかどうか」と言う点にしか付加価値を感じないのではないでしょうか。
妻にしても、形・柄・サイズ感などが好みであるかどうかを重点に服を選んでいて、私が服の薀蓄を披露しても、全くもって右から左です(例えお洒落な女性でも服の薀蓄は引かれる可能性が高いので、語らない方が無難ですね笑)。
ファッションとジェンダー:保守的な男と革新的な女
男の服→ミリタリー・ワーク・音楽など、現在のストリートで見られるメンズファッションはその多く(全てと言っても過言ではないかも)に、ライフスタイルがそのままファッションとして定着したようなリアルなルーツが存在しています。
一時期、レギンス男子とか微妙に流行りましたけど、流石に2018年現在、ストリートで見ることはないですよね。
男のファッションでリアルなルーツのない装飾性の強いものは、流行したとしても短いスパンで淘汰される傾向が強いと感じます。
女→男へと取り入れられて定着したスタイルが(私の知る限り)殆どないことからも、男には華やかなものよりも機能美が好まれる傾向にあると思います。
流行の移り変わりも女性に比べて遅いですし、男のファッションというのは良くも悪くも保守的。
対して、女性のファッションにはワークスタイルやミリタリーファッションのように、元々は男性の文化やライフスタイルから定着したファッションが女性向けにデフォルメされ、デザインとして取り入れられて定着したものは多くあります。
http://karapaia.com/archives/52199547.html
いまや、女性にとっても一般的になったデニムやモッズコートといったメンズ発祥の服も、ジェンダーの壁を超えたファッションアイテムと言えますよね。
女性は自分をより魅力的に見せる為であれば、貪欲に新しいものを取り入れる柔軟性と革新性を持ち合わせています。
まとめ
よく言われる「ファッションは自己満足」というのは間違いないのですが、人間たるもの無意識であっても異性の目を気にしてしまうもの。
それは言い返せば、無意識のうちに男女がお互いの求める理想像に近づこうとしているのに他なりません。
以上を踏まえ、まとめると
男は女に外見的な魅力を求めているこそ、女は自分をより魅力的に見せることに重点をおいたファッションをする
女は男に機能的な魅力を求めているからこそ、男はディテールや機能性にこだわったファッションをする
とも言えるのではないでしょうか。
逆説的な結論になりましたね。
なるべく主観を入れずに書きたかったのですが私自身、妻以外の女友達はいないので()、客観性に欠ける点があるかと思いますが、ご参考になれば幸いです。
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