先日、人生初のペインターパンツを購入しました。

それが以前から所有しているn.hoolywood×Leeのカバーオールとセットアップになる2014 AWのn.hoolywood×Leeのペインターパンツ。

某フリマにてデッドストックで購入できました。

この年のLeeコラボはあまり人気が無く、セールの時期までカバーオールと共に割と在庫があった様な記憶が笑

nハリLeeコラボでは珍しく加工なしのデニムで個人的には大好きなアイテムではあります。

 

N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD) 2014-15年秋冬メンズコレクション - 写真32

https://www.fashion-press.net/collections/2721

土臭いワーク感溢れるルックは今見ても格好良い。

 

では早速ディテールを見ていきましょう。

兼ねてより愛用している同シーズンのカバーオールと並べてみました。

ペインターの方もすでに数回着用しているため、シワが入ってきています。

シルエットは当時の物を忠実に再現しているため、タイト全盛時代のアイテムにも関わらず、ペインター・カバーオール共に図太いワーカーシルエットとなっています。

 

オーバーオールを垂らして着用しているかのような胸当て風のポケットが特徴的。

このディテールは当時から購入を躊躇していた要因ではありますが、意外と悪くはないです(必要か不要かと言われれば、不要笑)。

ポケットとして使うことはまずないので、ほぼイミテーションになっているのが若干、残念なポイントでしょうか。

当時のインタビューを見ると、尾花氏としてはオーバーオールは現代のファッションに適していないとの認識があり、イミテーションとしてペインターパンツのデザインに落とし込んだようです。

普通にミニマルなディテールのオーバーオールかペインターを作っていた方が売れたのでしょうが、コレクションブランドとしては正解でしょうし、保守的過ぎても面白くないですからね。

不要と思えば切ってしまうか、パンツへinもできることはできます笑

 

裏側。

胸当てのイミテーションは取り外しできそうでできません笑

 

1950年代頃まで使われていたロングLボタンが随所に使われている。

 

LEEのブランドタグは1920〜1930年代頃に使われていたハウスタグを復刻しています。

2014AWのコレクションの背景としているのが1920年代のアメリカなので、そこに合わせてきているというのも痺れるポイントでしょう。

 

フロントのボタンはビンテージ感のあるドーナツボタンが使用されています。

今になってわかりますが、この辺のディテールの追求はたまらないですね。

普通に現行のタグやボタンを使っても売り上げに影響はなさそうなのに(nハリはあくまでファッションブランドなので)企画者の気合が伝わります。

ディテールにこだわったから売れる・お金になるとはいえないのがこの世界の難しい所で、尾花氏としても葛藤があったのでしょう。

残念ながら、2014AWを最後にn.hoolywoodのクリエイションの方向性はレトロスペクティブなものではなくなりました。

 

セットアップだとこんな感じ。

現状だとペインターの色の濃さが少し目立つので、着用頻度を増やしてカバーオールのエイジングに追いつかせる予定です。

 

以上です。

コレクションブランドの経年変化を残しているブログはあまりないと思うので、今後は経年変化も記事にしたいと思います。



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