音楽×ファッション:シューゲイザーとファッションについて考える




春が到来し、私の職場にも新入社員が入って来ました。

希望に満ち溢れた彼らを見ていると、いかに私がすさんでいるのかを痛感させられますね。

新人教育や組織の歯車としての仕事に追われ、シューゲイズな日々を送っている筆者です。

ということで、今回はシューゲイザー とファッションの関係についてまとめてみました。

SHOEGAZERとファッション

シューゲイザーファッションというジャンルは確率されているとは言い難い印象です。

「マイブラッディヴァレンタイン」の画像検索結果

https://www.spin.com/2016/11/my-bloody-valentine-loveless-feature/

Ride

http://amass.jp/48505/

https://opuszine.us/posts/pitchfork-slowdive-documentary-satisfying-look-shoegazer-history

ムーブメント当時のマイブラ、ライド、スロウダイブなどのファッションを見ても、あくまで普通の若者の普段着という感じ。

スロウダイブはこの写真だと髪型などの雰囲気も含め、一周回って今風なお洒落ですね。

https://i0.wp.com/basement-times.com/wp-content/uploads/2015/09/fed3f694.jpg

強いて言えば、普段着にフェンダーのジャガー、ジャズマスターと言ったギターを抱え、大量のエフェクターやアンプを駆使するそのステージングのスタイルがシューゲイザーファッションと言えるかもしれません。

ドメスティックブランドが提案するシューゲイザー ファッション

一応、ドメスティックブランドからもシューゲイザーをフィーチャーしたコレクションやアイテムが発表されることがあります。

discovered_2018ss_z_001_019.jpg

https://www.fashionsnap.com/collection/discovered/2018ss/

ディスカバードの2018ssコレクションはNEWシューゲイザーがテーマ。

画像のルックはイケてますが、全体的にゴシック・ストリートの要素が強く、私の普段着としては厳しい。

http://anchor-website.com/products/detail3539.html

直球すぎてシューゲイザー好きな人はまず着ないと思いますが、ラッドミュージシャンからもこんなTシャツが出ています。

ロック好きな人がROCKとプリントされてるTシャツ着ないのと同じ理由ですね(笑)。

このTシャツは別として、ラッドミュージシャンのブランドイメージとシューゲイザーの親和性は高いと思うので、いずれコラボ等でマイブラやライドのアートワークを使用したアイテムを出してくれるのを期待したいところです。

ウィザード(wizzard) 2016年春夏(メンズ)コレクション - 写真8

https://www.fashion-press.net/news/19911

ウィザード2016SSは「マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの音楽」がテーマ。

ディストーションギターのレイヤードを服で表現していて、ディスカバードのNEWシューゲイザーよりはリアルクローズです。

Undercover Spring/Summer 2014 Collection | THIRD LOOKS

https://sumally.com/p/1231221

厳密にはシューゲイザーではありませんが、アンダーカバーの2014ssコレクションではジーザス&メリーチェインにフィーチャーしています。

c0188708_1584116.jpg

https://obligemen.exblog.jp/21552668/

サイコキャンディのTシャツは買っておけば良かったと後悔しています。

Tシャツのグラフィックなどはオフィシャルアイテムというのがブランド力の強さを物語っていますね。

現在のシューゲイザーバンドのファッション

今、シューゲイザー をやっているバンドだとホラーズ辺りが最もファッショナブルなんじゃないかと思います。

「ホラーズ シューゲイザー」の画像検索結果

http://www.fanpop.com/clubs/the-horrors/images/14568329/title/horrors-photo

ガレージロック×ゴシックなスタイル。

ストロークスのファッションにゴシック・モードな要素をプラスした感じでしょうか。

日本人には若干ハードル高いですが、格好良いです。

ディスカバード2018SSのコレクションのゴシック要素も彼らのスタイルからインスパイアされているのではないでしょうか。

 

以上です。

シューゲイザーは音のインパクトが強く、ファッションについての情報はかなり少ないのが現状ですね。

無理矢理まとめるならば、

結論:シューゲイザーは音そのものがスタイリッシュであり、ファッションなんてどうでも良い

といったところでしょうか。

今後も音楽×ファッションとして、他のジャンルも掘り下げてみようと思います。

 



4 件のコメント

  • こんにちは。
    毎回ファッション好きの私の心をくすぐられる記事ばかりで大変楽しく読ませてもらっています。
    これからも楽しみにしております。

    • ありがとうございます。
      いつも読んでいただき嬉しい限りです。
      とても励みになります。
      不定期ですが今後も意欲的に記事を投稿していきますので、よろしくお願いします。

  • 現在のニールが着てるデニムジャケット何処のだろうヌーディーかなと検索して辿り着きました。
    80年代のジザメリのファッションはガレージバンドやサイケ、ベルベッツの影響が強いですよ
    マイブラもボーカルがビリンダに替わる前はそんなガレージサイケのカッコでしたよ。
    マッシュルームカットで(初期のゴスファッション
    80年代終わり頃から、イギリスでUSのソニックユースが脚光浴びてたので
    ジザメリからのノイズポップミュージックの流れは更に加速してインディーバンドは普段着に。
    スロウダイヴやライド、マイブラもネルシャツにTシャツとジーンズ
    91年の来日時ビリンダはオーガンジーのシャツ着ててお洒落だったけど
    グランジも結局「普段着」なのでそもそもこの80年代後期から93年あたりはファッションとかあまり関係ないですね
    サーストンは一時期スケーターみたいなカッコしてたし

    • コメントありがとうございます。
      私よりも遥かに知見のある方にご意見いただき恐縮です。
      ゴスファッション時代のビリンダも興味深いですね。
      シューゲイザーとファッションの関連性についてはおっしゃる通りあまり関係ないと思います。
      当たり前かもしれませんが、全ての音楽ジャンルにモッズやパンクスのようにステレオタイプなファッションがあるかといえば、そうでもないんですよね。
      時代性、カリスマ的な人物の存在など、様々な要素が組み合わさって初めてファッション、スタイルが出来上がるのかもしれませんね。

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