デニムのロールアップは時代遅れなのか?裾をためて穿く人が増えた理由を考える

2026年現在、デニムの丈は”アンクル丈かジャストレングスが正義”だった時代から、レングスをジャスト〜少し長めに設定して、1〜2クッション程度溜めて穿くのもアリな時代に変化したように思います。

目次

ボトムスのレングスの長さも時代によって変わる

私自身当ブログでも何度かロールアップ関連の記事を書いていることもありますが、2010年代から2020年代にかけて、デニムの丈はロールアップまたはジャストレングスのものを選ぶのが主流だったはずです。

あわせて読みたい
デニムのロールアップ方法と種類:そして新しいロールアップ の提案 デニムの裾上げをしたくないorしない人にとっての選択肢の一つにロールアップがありますよね。 以前の記事でも言いましたが、個人的にはレングスが長いジーンズを購入し...
あわせて読みたい
もうデニムの裾上げは不要?ダブルターンアップのススメ 最近のデニムはアンクルカットだったり、日本人向けのレングスに調整された物が増えてきましたが、中にはまだまだレングスの長いデニムを作っているブランドはあります...

それが近年、ビッグシルエットのトレンドから派生したワイドなボトムスの影響により、徐々に変わってきています。

ワイドなボトムスとレングスの関係性

デニムに限らずワイドなボトムス(特にストレートやフレア)はアンクル丈よりもやや長めの丈の方がバランス良く見えるため、必然的にレングスは長めに設定されることが多くなったと考えられます。

実際には基本的には裾上げ不要な29〜30インチ程度のレングスで販売されているデニムが多いので、正確には”ロールアップしてアンクル丈で穿く機会が少なくなった”と言えるかもしれません。

近年のトレンドであった厚底のスニーカーとの相性を考えても、極端にボトムスとスニーカーの境界線を作らない方が自然。

服好きメンズ “ワイドデニム”コーデ15選。シルエット、色、丈感...おしゃれな人はどう履いてる? 最旬おすすめワイドデニムもチェック。

https://www.mensnonno.jp/fashion/new-topics/664490/

個人的には上記参考画像のようなシルエットのデニムは正直、苦手。

それでも靴に被さるやや長めの丈感は、まさに”今の気分”といったところ。

現在のトレンドは90年代後半〜2000年代前半リバイバル

チャットGPT曰く、2026年現在のトレンドは”90年代後半〜2000年代前半リバイバル”。

ワーク・ストリート色のある着こなしは個人的にも好きなので、私もしっかりトレンドの波に乗ろうと思っています。

90年代の海外バンドから見るデニムの着こなし

少し長めなレングスのストレートデニムを、あえてロールアップや裾上げすることなく、少しクッションさせて穿くスタイルが却って新鮮で、ここのところ個人的に良く取り入れています。

https://nme-jp.com/feature/40511/#google_vignette

シューゲイザームーブメントを代表するバンドの一つであるライド。

至って普通な着こなしですが、ルーズながらもやりすぎでないサイズ感が格好良い。

https://www.thesaturdaypaper.com.au/culture/music/2021/05/29/my-bloody-valentine/162221040011744

シューゲイザーを確立させると同時に完結させてしまったとも言える偉大なバンド、my bloody valentine。

中心人物であるケヴィン・シールズはこの写真だと3クッション程度溜めて穿いていますね。

デニムはライドのマーク・ガードナーやマイブラのケヴィン・シールズのように、インチアップしてラフに穿くのも気分。

上記のスタイルなら、デニムは80〜90年代のレギュラー古着の501をチョイスした方が却って雰囲気が出ると思います。

当人達の穿いているデニムの生地感や色落ちを見ても、ヴィンテージのそれではなさそう。

数年前まで何とも思わなかった90年代の彼らのファッションも、今見ると妙にスタイリッシュに見えるのは時代の流れなのでしょうか。

現在のロールアップはレングスの微調整のために行うのメイン

以前より積極的にすることは少なくなったとはいえ、個人的には未だにロールアップも好き。

ロールアップすることで生地が内側に織り込まれて、ややシルエットがテーパードよりに変化するのも醍醐味(特にダブルターンアップは顕著)ですし。

しかし、最近は一時期推していたダブルターンアップよりも、1ロールでクッションさせて穿く方が好みにはなってきています。

ダブルターンアップは3ロール程度レングスが短くなってしまうという性質があります。

折り返す幅にもよりますが、平均的な成人男性が穿く場合、32インチ程度のレングスが必要になります。

LVCなど、未だ長めにレングスを設定しているブランドは少数派で、近年販売されているデニムは30インチ程度のレングスであることが多く、ロープアップするとしても微調整の1ロールで収まるのがほとんど。

結論

以上を踏まえての結論です。

①デニムがワイド化し合わせる靴は厚底のものが増えた結果、アンクル丈、ノークッションの需要が減った。

②トレンドが90年代のリバイバルとなった結果、当時のようにデニムの裾をクッションさせて穿くのが逆に格好良く感じるようになった

③そもそもロールアップが必要なほど長いレングスのデニムがあまり売られていない

主に3点の理由でロールアップの需要は減少傾向にあると考えられます。

ご参考になれば幸いです。

Wearing, Listening, Writing
by Mr. Tambourine Man

気づけば40代。
ファッション、音楽、暮らしについて書いています。

古着、革靴、ユーロヴィンテージ、少し古いドメブラ。
流行を追うより、長く付き合えるものが好き

音楽は洋邦問わず、90年代のシューゲイザーやインディーロックを良く聴きます。

車社会でも無理なく着られる服や、
肩肘張らない大人のスタイルを模索中。

ブログで紹介したアイテムを中心に、楽天ROOMにもまとめています。

Share This Article
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次