私個人としてはヴィンテージのトレンドが一段落したこともあってか、今更ながらレギュラー物のチノパンにハマっている。
近年の日本は熱帯化していることもあり、夏の異常な暑さの中にコットン100%のデニムやチノを穿くのは正直、あまり現実的ではない。
その点、レギュラーのチノであれば、コットンポリで比較的薄手で吸湿速乾性にも優れるため、40度を超える様な酷暑でなければ着用できる。
レギュラー物は市場に常にストックがあるため、適当に穿いて適当に洗い、消耗したらいつでも買い替えることができるという点も精神安定上、評価が高い。
90年代リバイバイルのトレンドにも合っているし、”今まさに着たい服”だと思う。
そんなこんなで最近、購入したレッドキャップのPT38。
US企画と日本企画の両方を購入したので、ディテールとサイズ感のレビューをお伝えしていきたい。
比較に関してはネット上のどこよりも詳細なレビューだと思う。
レッドキャップ PT38の紹介
PT38は2タックでややゆとりのあるテーパードシルエットが特徴的なチノパン。
レッドキャップでは定番のPT20に次ぐ定番である。
最大の違いは、
PT20:ノータック
PT38:2タック
であること。
PT20と悩んだが、結果的にはPT38にして正解であった。
今のトレンド感だとテーパードよりもストレートよりのワイドシルエットが主流だが、私はややテーパードがかかっていた方が好み。
あまりにも気に入ったため、
US企画:チャコール 32インチ
日本企画:ブラック 32インチ
日本企画:ブラック 30インチ
と立て続けに購入。
それぞれの良さとサイズ感の違いが少し分かったのでお伝えしたい。
アメリカ企画と日本企画 ディテールの違い
まずはアメリカ企画と日本企画のディテールの違いから。
内タグ
一目でわかるディテールとして、
内タグがオレンジ→日本企画
内タグが白→アメリカ企画
となっている。

日本企画内タグ

アメリカ企画内タグ
ちなみに、生産国は
アメリカ企画→メキシコ、ハイチ
日本企画→チャイナ
となっている。
生地感
コットン35%、ポリエステル65%の混紡率はどちらも同じだが、日本企画の方は少し柔らかく肌なじみの良い生地感で、アメリカ企画はガサっとしたドライな生地感となっている。
生地の厚さに関しては感覚的であるが、両者薄手ながらしっかりとした生地に変わりなく、どちらも同じ様に感じる。
個人的に気になったのはポケットのスレキ。
日本企画のものは綾織の柔らかい素材であるのに対し、アメリカ企画はしっかりと糊付けされた様な、平織りの素肌には攻撃的な素材感となっている。

日本企画のスレキ

アメリカ企画のスレキ
センタープレスの位置
日本企画とアメリカ企画ではセンタープレスの入れ方が違う。
日本企画はタックの部分に沿ってセンタープレスが入っているのに対し、アメリカ企画ではタックとタックの間にセンタープレスが入っている。
これは他サイトでの商品画像を見た限りでも同様であるため、個体差ではなく、そういう仕様であると思われる。
結果的にアメリカ企画の方は3タックの様な独特な見え方になる。

日本企画は内側のタックに沿ってプレスが入っている

アメリカ企画はタックの間にプレスが入っている
アメリカ企画の、あえてタックに沿ってプレスを入れない”抜け感”は面白いディテールだが、見え方としては圧倒的に日本企画の方が美しいのは間違いない。
裾の仕上げ
日本企画はシングルステッチ、アメリカ企画はまつり縫い・若しくはシングルステッチとなっている。
私の所有しているアメリカ企画のPT38はまつり縫いであった。
チノをまつり縫いで仕上げるという変わったディテールは面白いが、チノパンとして見た時の見た目の美しさはシングルステッチの方が上。

日本企画はシングルステッチ

アメリカ企画はまつり縫いorシングルステッチ
縫製
縫製に関しては全体的に日本企画の方が綺麗である。
特に顕著なのがバックポケット周り。

素人目ではがたつきなく綺麗に見える ボタンの質感も良い

なんか仕上げが雑な縫製とチープなボタン
サイズ感の違い
最大の違いはウエスト実寸(どちらもウエスト32インチ)。
日本企画約85cm
アメリカ企画約81cm
個体差があるとは思われるが、約4cm程日本企画の方が大きかった。
他の実寸は日本企画・アメリカ企画共に
股下約75cm、わたり33cm、裾幅約22.5cmとなっており、ほぼ変わりなかった。
価格
2026年現在
日本企画のPT38が約6,600円
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アメリカ企画のPT38が約8,000〜11,000円(インポート商品のためショップにより変動あり)
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日本企画の方がショップによる価格差がほとんどなく、安価である。
日本企画とアメリカ企画のPT38を穿き比べてみた
私が所有する日本企画の30インチと32インチ、アメリカ企画の32インチを穿き比べてみた(レングスは全て30インチ)。
着用者の体型スペックは身長172cm、体重57kgの細身体型。
通常、ボトムスは30インチをジャストサイズとして着用することが多いため、32インチはサイズアップしての着用となっている。

日本企画PT38:ブラック30インチ

日本企画PT38:ブラック32インチ

アメリカ企画PT38:チャコール32インチ

アメリカ企画PT38:チャコール32インチ(ロールアップなし)
個人的にはジャストサイズの30インチ、ゆとりのある32インチどちらも甲乙つけ難い(アメリカ企画の今のサイズ感から2インチ小さくなると少し窮屈かもしれないが)。
サイズ感は迷ったらワンサイズ上を選んでおけば間違いないかと。
その上でもう少しジャストに穿きたければ、サイズを下げてもう一本購入しても後悔がない価格帯である。
日本企画のPT38は、チノパンというよりはカジュアルな素材のスラックスとして使える程には綺麗な形で、夏はこれ一本で良いんじゃないかと思える程には気に入った。
ウエスト周りは実寸通り日本企画の方がゆとりのある着用感だが、見え方としては写真の通りアメリカ企画と日本企画でシルエットに大きな差はない様に思う。
ただアメリカ企画のPT38は前述した様に、タックとズレたセンタープレスの存在感が良くも悪くも際立っている。
レッドキャップ PT38 日本企画とアメリカ企画どちらがおすすめ?
私としては、春夏に履ける”スラックスライクなチノパン”として断然、日本企画PT38がおすすめ。
まとめ
レッドキャップのPT38はチノパンとは思えない程に綺麗な形で、モードからストリートまで幅広いスタイリングに対応できそうな汎用性の一本である。
まとめると、
綺麗めに穿くなら日本企画。
少しラフな雰囲気で穿くならアメリカ企画。
好みのテイストに合わせて選択してみてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
Wearing, Listening, Writing
by Mr. Tambourine Man

気づけば40代。
ファッション、音楽、暮らしについて書いています。
古着、革靴、ユーロヴィンテージ、少し古いドメブラ。
流行を追うより、長く付き合えるものが好き。
音楽は洋邦問わず、90年代のシューゲイザーやインディーロックを良く聴きます。
車社会でも無理なく着られる服や、
肩肘張らない大人のスタイルを模索中。
ブログで紹介したアイテムを中心に、楽天ROOMにもまとめています。





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