visvimのプロダクトの魅力は、昔ながらの製法や染色などの技術を大事にしつつもGore-Texなどのハイテク素材も積極的に取り入れ、徹底的に妥協しない物作りを行う姿勢から生まれるものだと思います。
そんなvisvimが定番商品として定期的にリリースしているアイテムがballistic 20L。
デザインの好みは千差万別ですが、visvimのballistic 20Lはデザイン・機能性ともにリュック/バックパックとしての一つの到達点にあると言って良いでしょう。
私はどちらかというとトートバッグよりもリュック派で、普通の服好きよりは沢山のリュックを所有・使用しています。
そして、その中でも最も気に入っているのがvisvimのballistic 20Lです。
購入してから1年半程経つので、レビューを兼ねてご紹介させて頂きます。
2016SSorAWモデルでカラーはブラック。
地元のセレクトショップDELUXE okayamaにて購入。
目次
素材
通常のナイロンの5倍という強靭な耐久性を持つバリスティックナイロンを使用(どうやら2017年から、メインファブリックがコーデュラナイロンに変更されたようです)。
バリスティックナイロンは元々、軍用に開発され、その耐久性・耐火性から防弾チョッキなどにも用いられているようです。
外見上の特徴としては通常のナイロンに比べると繊維の編み込みが大きく、これがバリスティックナイロン特有の表情を醸し出しています。
底面にはスエードを使用。
バリスティックナイロン×革素材のハイブリッド感がvisvimらしいです。
底面がスムースレザーのものもラインナップされることがありますが、ライダースなどのレザーアウターとの合わせやすさを考えると個人的にはスエードの方が好みです。
休日にしか使用していないこともあってか、素材の劣化はほぼ見られないです。
機能性
背面にはクッション性のあるウレタンパッドが入っており、背負い心地も良いです。
PCを収納できるスリーブは背面側のコンパートメント部にあります。
リュック自体がかなりしっかりした作りなので、裸のままPCを入れておいても全く問題ありません(雨による浸水には注意が必要ですが)。
他には側面にドリンクホルダーや小物を入れるスリーブなどもあり、収納力は抜群。
側面のスリーブは折りたたみ式のガラケーやキーケースくらいなら入る大きさ。
手持ちのiPhone8だと半分くらいまでしか収納できず、ちょっとした弾みで落下してしまう危険があります。
スマホを入れることができればパーフェクトなんですが、そこは諦めましょう。
唯一にして最大の欠点は重いことです(笑)。
測ったら何も入れていない状態で約1.4kgありました。
かなり重厚な作りなので仕方ないのですが、長時間歩く時などは少し躊躇する重さです。
もしかすると現行のコーデュラナイロンタイプでは、この問題点が改善されているのかもしれません。
外観
前面。シンプルですが存在感・高級感があり、バックパックとしては現状最高のデザインだと思います。
背面。ストラップの幅も絶妙で程よい存在感があります。チェストストラップも良い感じ。
持ち手部分。スエードとナイロンのカバーが付いています。ゴールドのパーツはボタンになっていて取り外しが可能。
このボタンのヴィンテージ加工も見事ですね。
値段は約6万円とリュック・バックパックとしては高額な部類に入りますが、作り・機能性・デザインを考慮すると値段相応だと思えます。
定番商品だけに偽物も多いので、ヤフオクやメルカリではなくF.I.Lやvisvim正規取扱店での購入をおすすめします。
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