巷ではクラッチバッグやサコッシュなど小さめなバッグが流行りましたが、個人的にはどうしても小さい鞄は苦手です。
クラッチはバッグインバッグとして、サコッシュはライブやフェス用のカバンとしては優秀ではありますが、普段からメインで使うポテンシャルのある鞄ではないと感じます。
この辺りは完全に個人の好みになってくるかと思いますが、個人的には大きめのバッグの方が機能的で男っぽくもあり好きですね。
今回は個人的におすすめの大きめバッグであるヘルメットバッグについてご紹介します。
目次
ヘルメットバッグとは
ヘルメットバッグとは元々、米軍のヘルメットや酸素マスクなどを持ち運ぶために作られたミリタリー由来のバッグです。
故に必然的に耐久性、収納力ともに優れているのが特徴。
ヘルメットバッグの形には年代によって1st〜4thまで形や細かいディテールが違ってくるようです。
よく知られているポーターのヘルメットバッグもそうですが、現在の流通しているモデルの多くが3rd以降のヘルメットバッグをベースに作られています。
ヘルメットバッグの歴史については以下のHPにて詳細に解説されてるので、興味のある方は是非。
ヘルメットバッグひとつとってもこれだけの歴史があるので、ファッションの奥は深いですね〜
ヘルメットバッグがおすすめな理由
ヘルメットバッグはポーターを始め様々なメーカーから出ているので知っている方は結構いると思うのですが、まだまだリュックやトートバッグに比べ使っている人は少ないですね。
個人的におすすめな理由を挙げていきます。
ショルダーバッグとしてもトートバッグとしても2WAYで使用できる
2WAYのバッグってリバーシブルと同じで、結局どちらかしか使わないことが多いですが、ヘルメットバッグはどちらで使っても格好良いですね。
ワンショルダーとしての使用も可能です。
ちなみにUS AFオリジナルのヘルメットバッグにはショルダーストラップがありません。
ミリタリー由来なだけあり、無駄なデザインがなく大容量で機能性に優れている
こちらも重要ですね。普通の鞄よりでっかいですけど、ヘルメットバッグはその大きさもデザインの内です。
大きさはポーターの定番品で縦52㎝横48㎝程ありますが、マチがないので大きさの割にスッキリしています。
メルトン素材のコートやトレンチコートとの相性が良い
メルトン素材のコートやトレンチコートに合わせてもヘルメットバッグなら綺麗目になり過ぎず、程よくストリート感が出てイケてます。
マッキントッシュ伝統のゴム引き素材を使用したヘルメットバッグのコーディネート。この合わせ方は服のサイズ感も含め格好良いですね。
トレンチコートはともかく、メルトン素材のチェスターコートやPコートにリュックやショルダーバッグを合わせるスタイリングは個人的にはNGなので、そうなると基本的にトートバッグしか選択肢は無くなるんですよね。
一般的なトートバッグだと比較的コンサバなコーディネートになるので、ヘルメットバッグのようなミリタリー由来の機能美なバッグを合わせることでスタイリングに程よくストリート要素を加えることができると思います。
おすすめのヘルメットバッグ
個人的に所有しているものも含め、おすすめなヘルメットバッグをいくつかご紹介します。
U.S.A.F 実物のヘルメットバッグ
古着屋でオリジナルのヘルメットを探すと状態にもよりますが、10000円前後で見つけることができるかと思います。
デッドストックでも12000〜15000円程度で購入可能です。
探す手間はありますが、価格を考えても個人的にはこちらが最もおすすめです。
私が所有しているUSAFのヘルメットバッグ。
クタっとした素材感が絶妙で幅広いコーディーネートに馴染みます。
レプリカだとさらに安く3000円台から探すことができるので、ディテールにこだわらなければコスパが良くおすすめです。
PORTER タンカー ヘルメットバッグ
新品で流通しているものの中でおそらく最も代表的なのはPORTER タンカーシリーズのヘルメットバッグ。
オリジナルは基本、カーキカラーですがポーターのヘルメットバッグはブラックカラーの展開があり、幅広いコーディートに対応することができます。
レギュラー品だと20000円以下で購入できるので、バッグとしては比較的安価なのも魅力ですね。
追記:残念ながらポーターの製品は2019年に大幅な値上げがあったため2022年現在、税込29150円となりました。
POTER Wネームヘルメットバッグ
ポーターといえばのコラボものですね。
定番としてコラボしているポーター×マルニのヘルメットバッグもかなりイケてます。
https://www.farfetch.com/jp/shopping/women/marni–item-12942822.aspx?storeid=11178
税込5万円台とポーターにしては高額ですが、マルニにしては安いという絶妙な価格設定が良いですね。
ポーター製品はインラインの値上げはあったものの、コラボ商品に関しては価格がほぼ据え置きになっている印象です。
ポーター×マルニ コラボのヘルメットバッグはシーズンによって柄が変わるので見ていて飽きません。
マルニのコラボシリーズは生地の取り方によって柄のパターンが違ってくるので、できれば実物を見て購入した方が良いと思います。
ちなみに、ポーター×マルニのアイテムを購入するなら過去の柄物も取り扱いがある伊勢丹メンズ館がおすすめですです。
そして定番になりつつあるマッキントッシュ×ポーターのヘルメットバッグ。
https://mackintosh.com/jp/shopping/porter-helmet-12569551?StoreId=10658
ポーター×マッキンコラボのヘルメットバッグは素材によって価格が変わりますが、価格帯は概ね5〜6万円前後となっています。
マッキントッシュを代表するゴム引き素材やコットンギャバなど、シーズンによって素材を変えてリリースされる魅力的なコラボですね。
引用画像のヘルメットバッグはロロピアーナ社のストームシステムをファブリックに使用。
ストームシステムとはウール素材の保温性を活かしつつ、防水・透湿性に優れるというすぐれもので、バッグの素材としては完全にオーバースペック(笑)ですが、質感はゴム引きよりもさらに上品になっています。
普通にビジネスバッグとしても使えそうですね。
こちらは私が所有しているポーター×マッキントッシュコラボのヘルメットバッグ。
御殿場プレミアムアウトレットのマッキントッシュにて購入。
購入価格は30%オフで37000円程だったかと思います。おそらく先ほど紹介したストームシステムやゴム引きのタイプも、シーズンオフまで待てばアウトレットに並ぶ可能性が高い(ゴム引きのものはすでに並んでいそうですが)ので、アウトレットでの購入もアリですね。
マッキントッシュのトレンチコートにも使用されている高密度コットンギャバジンを使用しており、撥水性もあります。
こちらはノンゴム引きタイプです。
劣化さえしなければ、ゴム引きの方がハリがあってバッグとしても格好いいんですけどね。
ショルダーストラップは残念ながらアジャスターとなっており、長さの調整はできません。
Wネームのタグがイケてます。
ポーターオリジナル刻印がされたYKKエクセラジップを採用。
サイズはポーターのレギュラー商品のヘルメットバッグ よりやや小ぶりな縦47㎝幅49㎝で、形はほぼスクエア。
とても気に入っているのですが一つ問題点があります。
コットン素材&ブラックカラーなので埃が付着しやすく目立ちやすいです。
タンカーシリーズなどで採用されているナイロン素材だと埃の付着は殆ど目立たないので、綿素材の宿命でしょうか。
追記:2022年現在マッキン×ポーターコラボは継続しているものの、残念ながらヘルメットバッグは数シーズンリリースされていません。
PORTER CLASSIC ニュートン ヘルメットバッグ
https://www.newtonbag.com/items/9719397
ポータークラシックからもヘルメットバッグが出ています。
こちらは新定番となったニュートンシリーズのヘルメットバッグ。
人間工学に基づいた特殊なショルダーパッドを採用しています。
素材はコーデュラナイロンで耐久性にも優れています。
価格は3万4000円でタンカーのヘルメットバッグと価格はあまり変わりません。
最後に
ユニクロ×JWでも発売されるなどここ数年でプチブレイクした印象はありますが、まだまだ少数派なヘルメットバッグについてまとめてみました。
少しでも鞄選びの参考になれば幸いです。
コメントを残す